「思い」は意思でコントロールする
誰でも強い「思い」を持とうとすれば持つことができるし、持とうと思わなければいつまでたっても強い「思い」を持つことはできない。それは自分の意思でコントロールすべきであることはこれまでにも述べてきたとおりである。
「思い」はまた、感情によっても左右される。そのときの「感情」が「思い」をつくることがある。そして感情は何らかの外的要因によって起こるものである。
しかしそのような外的要因に対しても、その環境を自らつくり出していけばコントロールしたことになる。
つまり、たとえば強い「思い」を持った人々と付き合い、身近にそのような人々の存在をつくっていけば、彼らから「思い」を伝播され、自
分も強い「思い」を持つことができるようになるだろう。また自分で海外などへ出かけることによってそこで今までにないような体験や衝撃を受けることも、自ら環境をつくり出した結果といえる。行動を起こすことが自らチャンスをつくり出しているのである。
しかし外的要因を常に自分でコントロールできるとは限らない。自分が期待したこととまったく違うことが自分の身に降りかかってくるというのは誰にでもあることである。
このような場合、その出来事をどのように受け止めるかということによって自分の感情をコントロールすることが可能である。すなわちものごとはどんなことでも受け止め方によって、やる気が増したり、またやる気を失ったりする。このやる気を増すための受け止め方をプラス受信といい、やる気を失う受け止め方をマイナス受信という。 |