NO.75
・しょせん、人は給与のために働いているのではないでしょうか。それがモチベーションの原動力だと思いますが。
近年、NPOと呼ばれる非営利法人が急増しています。この傾向は、わが国ばかりか、米国では200万社以上ものNPOが設立されたそうです。この数は、日本の企業総数よりも多いのです。また、現在米国の勤労動労者の8%がNPOで働いています。NPOで働いている人々は、給与を全く受け取っていない人もたくさんいます。それどころか、お金を持ち寄ってその資金で運営しているところさえあるんです。NPOの人々は給与のために働いているのではなく、社会に貢献するために働いています。実は、私もいくつかのNPOの支援をさせていただいていますが、NPOで給与もなく働いている人々のモチベーションの高さには、いつもながらびっくりさせられます。どうしてこんなにもやる気になるのか信じられないほどです。
人をやる気にさせる方法は大きくわけて2つあります。一つは安楽の欲求に訴えることで、給与はその中の一つです。そして、もう一つは、充実の欲求に訴えることで、夢を共有し、その実現に向けて力を合わせながら、共に苦労することです。どちらでもやる気にさせることはできますが、前者はすべての人々を常に満足させて、やる気を維持させることはできません。他に比べて少しでも給与がすくなかったり、自分のわずかな努力でも給与に反映されたりしていなければ、すぐにモチベーションは低下していきます。さらに、給与を高めるために仕事をしたふりをしたり、本人にとって都合の良い報告ばかりするようになったりと、事業運営においても障害になることが出てきます。人を本気でやる気にさせるためには、共感によってモチベーションさせることが大切です。共感によってだけ、すべての人々が常にやる気を維持し続けることができます。もちろん仕事をするふりをすることもありませんし、常に正しく必要な報告をするようになります。こうなれば事業はどんどん発展していきます。
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