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NO.45 |
・メンターとなって自ら率先して努力しているのに、感じ方が違うためかわかってくれません。
・若いスタッフがいます。しかし、何度言ってもわかってくれなくて困っています。 |
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こちらがやってみせても、何度言ってもわかってくれない人に会うとうんざりしてしまうこともありますね。しかし、メンターになるにあたって気をつけなければならないことは、メンターになれば相手がわかってくれると考えるのではなく、わかってくれない人がいた場合でもメンターとしてありつづけようとする気持ちを維持することです。わかってくれない人がいることを、どのように受け止めて、次にどうつなげて考えていくかが問題なのです。
メンターはわかってくれない人がいた場合に、まず相手が自分に対して言ってきたことに対して、どれほど自分が理解してきたかを反省します。相手は自分と同じことをしているだけかもしれません。自分がこれまで、どれだけ相手の見本になってきたのか、相手から尊敬されてきたのかを見直す機会にします。
また、年代や経験も違えばそもそもわかってくれないものとどこか自分の心の中で思ってしまっていることがあったのではないかと反省します。まずは、自分から相手がわかってくれないことを受け入れなければ、信頼関係を築くことはできません。わかってくれない相手をまずこちらが信頼して受け入れるからこそ、相手もわかってくれる準備ができるのですね。その上で、普段からどれだけ相手のために支援してきたかも見直してみます。さらに、相手がわかる言葉でわかるように説明したかどうかも振り返ってみましょう。わかってくれない人が自分を育ててくださるんですね。 |
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