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NO.37 |
・給与はどのように決めたらいいでしょうか。
・みんながやる気になる給与体系はどのようなものでしょうか。 |
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すべてのルールは、あらかじめ決めたルールが最も正しいルールです。もし、納得がいかないのであれば、既存のルールを守った上で新たな提案をしましょう。例えば、スポーツの世界では、その場の監督の指示に従ってみんなが全力でその持てる能力を発揮します。どんな戦略が正しいかよりも、その時の監督が決めた戦略が最も正しい戦略なのです。それは、あらかじめ決められたルールだからです。
どんな給与体系であれ、あらかじめ納得していない人々が集まって行動した場合には、自分が思っているよりも高く評価されたと感じた人は納得し、自分が思っている評価よりも低く評価されたと感じた人は苦情を言います。
大切なのは、上司が決めるのか、合議制で決めるのか、等級制度で決めるのか、どのような決め方で決めるのかについて納得した上で行動しているかどうかです。みんながやる気になる給与体系とは、あらかじめ納得している給与体系なのです。
さらに、NPOなどの社会貢献団体などでは、給与なしでも全員が休まず仕事をしています。それもやはり、あらかじめ給与はなくても目的を実現するために働くことに合意しているからなのです。そして,NPOのように目的(夢)を共有している会社は、極めて強いやる気に満ち溢れています。夢を実現するために、一人ひとりが自発的に行動するからです。一方、給与や待遇などによって、やる気を出させようとしても限界があります。それは相手の心に、生活のために仕方なく働いていると感覚があるからです。
つまり、給与よりも、夢で人をやる気にさせることが最も重要なポイントです。 |
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