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NO.36 |
・メンターでは人の育成に時間がかかり過ぎて業務に支障が出ます。管理もしていかないと仕事にならないのではないでしょうか。 |
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実は管理をする、つまり相手をコントロールしようとするほど、人は育成できずに業務に支障が出てしまうものなのです。強制や命令によって人を動かそうとするほど、相手は仕方なくやったり、見ていないところではさぼったり、さらに言われなければやらないということになってしまいます。そして相手は集中して真剣に取り組まないために、次々とミスも起こしてしまいます。また、せっかく仕事を覚えたころに、もう疲れましたと言って、仕事を辞めてしまう。そのために人員を補充しなければならなくなって、採用のための労力がかかってきます。もちろん、新たなメンバーが加わっても、また一から教えていかなければなりません。これでは、時間と労力ばかりかかって、お客様へ価値と感動を提供することに集中することができなくなってしまいます。
強制や命令によって人を動かそうとしても、その時だけ人がこちらの思い通りに動いているように見えるだけなのです。お客様もそれを感じとってしまいます。すべての商品サービスは、それを提供する側の思いが形になって伝わってしまうためです。強制されて仕方なく作ってもおいしい料理はできません。イヤイヤつまらなそうにあいさつをされてもうれしくありません。
もちろん仕事の段取りとか、マニュアルなど手法上の管理は必要です。効率を高めたり、レベルを維持したりするための管理手法は、やる気のある人々が使うことによって、より多くの価値と感動を提供することができるようになります。 |
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