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NO.29 |
・OJTとは何でしょうか。 |
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OJTとは、オンザ・ジョブ・トレーニングの英語の頭文字をとった略語です。そして、オン・ザ・ジョブ・トレーニングとは、職場能力の向上や人間的成長をはかろうとするものです。 OJTのポイントは3つあります。まず第一に、相手の見本となって行動で示すことです。他人は自分と同じことをしますから、自分が相手の模範となって見せることによって伝えます。特に難しい状況や、緊急事態の時に自分がどう行動するかが相手にとってとても参考になります。困難をチャンスに変えて、どのような事態であろうとも、諦めずに道を切り開いていく姿勢を持つことが大切です。仕事を楽しみ、毎日充実して輝いて生活していくことが、まずOJTの基本です。
第二に、相手がどうのようなレベルであれ、そのまますべて受け入れて、そこからの成長を考えなければなりません。相手のすべてを受け入れることを信頼と言います。信頼関係なくしては、すべてのOJTは無意味なものとなってしまいます。そして信頼関係をつくるためには、まずこちらが信頼することが必要です。その上で第三に、できる限りのアドバイスなどをします。アドバイスは、相手がわかる言葉で、わかるまで、わかるように伝えます。アドバイスをしたのに相手が間違ったのはアドバイスの仕方に問題があったからと考えるようにします。絶対に相手のせいにしてはなりません。さらに、相手のためにできるかぎりの行動をします。何をするかはその時必要と感じたことでかまいません。相手に貢献しようと言う気持ちを持って行動することが大切です。
ここでのポイントは、相手はどこまでのことができるようになったのかよりも、どれだけ以前の状態よりも、成長したのかということを基準に考えることです。OJTの中で最も大切なことは、相手から尊敬されることです。尊敬されてこそ、すべてのことが相手に伝わっていきます。そのためには、相手が見ていないところでこそ、まず見本となって行動していくことを念頭に置いて考えましょう。 |
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