 |
 |
 |
 |
NO.22 |
・最悪の状況に陥った時、どうすればよいでしょうか。
・四面楚歌で何もできないような時は。 |
 |
人生は、時としてどんなに一所懸命やっていたとしても、不測の事態に見舞われて最悪の状況に陥ることがあります。しかし、そこであきらめるのではなく、その状況を成功の糧にしてしまうことだってできるんです。どのような状況になったとしても、そこで、できることは100万通りあります。確かにすぐに成果が出るような方法はなかなか見つからないかもしれません。しかし、どんな状況であれ、その人に乗り越えられない事態は起こらないと考えて、前向きに諦めずに取り組んでいくことが大切です。
幕末に生きた吉田松陰は牢獄の中で勉強会をはじめ、それがきっかけとなって、後に松下村塾を開き歴史に名を残しました。西郷隆盛も島流しになった先の牢獄で一人ひたすら本を読みつづけ、後の活躍のきっかけをつくりました。VHSビデオテープは、ビクターのリストラ対策となった社員達が創り出し、世界標準となるまでになりました。世界のトップ自動車メーカーですら、実現できなかったロータリーエンジンを実用化したのは、原爆を体験した広島の当時としてはまだ名もない東洋工業(マツダ)でした。最悪の状況を乗り越えて、不可能を可能にした例は、歴史的に見ても、ビジネスの世界を見ても枚挙にいとまがありません。
最悪の状況は、時としてそれがきっかけとなって歴史に名を残すことだってあるんです。状況だけを見れば、最悪と言える状況であったとしても、生きている以上、すべてがほんとうに終わったわけではありません。 |
|
|
 |
|
|
 |
 |
|
 |