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NO.19 |
・いくら考えても良い方法が見つかりません。
・具体的にどうすれば、お客様を感動させることができますか。 |
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感動させる方法は100万通りあります。ポイントは、「相手の想像を越えること」、キーワードは「まさかここまで」です。
先日、私は飛行機に乗る機会がありましたが、出発時間ぎりぎりで搭乗することができました。その時、新聞を読もうと思って入り口近くの新聞等が置いてある棚を見たのですが、乗る順番が遅かったためかそこには一部も残っていませんでした。仕方なく席に着くと、すぐに飛行機が飛び立ちました。そして、14、5分して水平飛行になったとたん、一人の客室乗務員が私の所に急いでやってきました。そして、彼女は私に対して、「遅くなって申し訳ございませんでした」と言いいながら、新聞を届けに来てくれたのです。何百人も乗っている飛行機で私がちょっと新聞棚をのぞいた瞬間を覚えていてくださったんです。新聞を読みたい人に渡す、という言葉で表現すればとても単純で誰にでもできるようなことですが、その行為は私の想像を越えていたので、とても大きな感動をいただくことができました。大切なことは、お客様に喜んでいただこうという気持ちをもって、そこでできることを考えてやってみることです。その時の状況によって、新聞を渡すという行為だけでも大きな感動を与えることもできます。これをやればいいということがあるわけではなく、今できることは何か、それはお客様のためになることなのかが問題なのです。同じ行為をやったとしても、気持ちのない行為であったり、相手にとって嬉しいことでなかったりした場合には、お客様を感動させることができません。私達の気持ちが相手を感動させるのですから。 |
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