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NO.13 |
・上司と意見が合いません。
・上司の考え方がよく分かりません。まるで宇宙人のようで理解に苦しみます。 |
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職場というものは、すべてのメンバーが自分の気に入った人々だけで構成されているわけではないために、他のメンバーと意見や考えが合わずにつらい思いをすることがあります。特に相手が上司となると、なかなか思うことも言えなかったり、気を使ったりして、余計にすれ違いが大きくなってしまうこともあります。でも、少し冷静に考えてみましょう。もしかすると、相手も全く同じことを感じているかもしれません。相手は、自分が思っていることと同じ事を思っていることが多いものです。こちらが「イヤだなぁ」と思っている時は、たいてい相手もこちらのことを「イヤだなぁ」と思っています。自分がどういう気持ちでいるかが相手に移り、そしてまた自分に返ってきます。人間関係で起こるこのような現象を「ミラー効果」と言います。他人は、自分の鏡と言われるのはまさにこのことなんですね。このような場合は、むしろ意見が合わなくて当たり前と考えてみましょう。
そして、何よりもまず、いったい何のために何を目指して一緒に働いているのかを再確認してみることが必要です。まずは夢を共有化しましょう。そして夢が共有化できたとしても、どのようにしてその夢を実現するのかという手法では、必ず意見が分かれます。どうすれば、成果が出るのかという手法は、その人の知識と経験によって違うからです。ですから、あらかじめどのようにして手法を決めるのかを合意の上決めておかなければなりません。よく話し合ってから多数決で決めるのか、上司の判断で決めるのか、第三者に判断してもらうのか。などを決めておきます。その決め方によって決まった手法がベストな手法であり、みんなが全力で取り組んでいくことが大切です。もし決め方に納得がいかないのであれば、自分の思い通りの結果ではない限り不満が残ることになってしまいます。
どのように夢を実現するのかを決めたら、後は、自らが先頭を切って行動し、相手を信頼し、支援するだけです。ここで、特に信頼することがポイントです。相手を思い通りにしようとするのではなく、相手をそのまま受け入れていていくことが信頼です。すべてを受け入れることができなくても、信頼しようという気持ちを持てば、それが、また相手にもこちらにも受け入れてくれることにつながるからです。いずれにせよ、このような状況は、自分を成長させる大きなチャンスになると考えてみましょう。 |
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