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NO.41 |
・人に何かを頼んではいけませんか。
・依存と依頼はどう違うのですか。 |
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依存とは、自分が楽をするために他に期待することです。依頼とは、最大の成果を出すためにやるべきことを分担することです。つまり、依存は姿勢で依頼は手法です。
私達は、目先の安楽を得ようとする強い欲求を持っています。そして、安楽を得るために、自分が努力をするよりも他に依存するようになります。自分がなるべく努力をしないでも済むようにして、何でも他に求めようとするんです。このような姿勢を依存型姿勢と呼びます。依存型姿勢でいると、いつも相手や状況に期待、つまり思い通りにしようとするのですが、結果として思い通りにならず不満となって自分にかえってきます。また、自分が楽するための依存型姿勢では、他人に責任があると考えます。そして、他人を変えようとしますが変えられません。それらが蓄積されてストレスになります。
一方、相手に何かを依頼することは、1つの手法であって姿勢ではありません。状況に応じて自分が一人でやるか、相手と分担してやるかは選択していけばいいだけです。ただ相手に依頼したのに相手がやってくれない時、それは相手が悪いと考えると依存になります。反対に相手がやってくれない時に、それは自分に原因があったと考えることが自立です。依頼した時の姿勢が、依存型なのか自立型なのかが問題です。
また、ここで依頼しても相手が仕事をやってくれない時にどう考えたらいいのかを自立型で考えてみましょう。
まず、自分が過去に相手から依頼された仕事をきちんとやってきたかどうかを反省します。仕事を依頼された時にどう行動するかを見本となって示してきたかどうかを見直すのです。そして相手を信頼し、常に支援する姿勢で接してかどうかも見直します。なぜなら人は尊敬している人から依頼された時にだけ、本気で一生懸命に取り組むからです。 |
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